ワキガの悩みを改善するブログ

体臭の悩みの中でも特に「ワキガ」の悩み改善について考えます。 「ワキガ」について色々な角度から考察し、その改善方法をご紹介させていただきます。

ワキガで悩む方に…

はじめに…

私は仕事柄、中学生・高校生との距離が近く自分の体臭に対する生徒の反応にいつも気をつけています。
特に夏場はエアコンが効いているといっても、体臭ケアにはそれなりの対策が必要であります。


自分の場合は、香水やデオドラントスプレーなどでやり過ごしています。。
今のところは何とかなっていますが、年齢的にもこのままではいけないと思っています。

 

上記のような経験から、体臭改善に悩む方に
これまで他のブログで体臭ケアおよび体臭改善に関する商品をご紹介してきました。

 

体臭が強いこととワキガであることは同じではありません。

 

今回は体臭の悩みの中でも特に「ワキガ」を主として、
ワキガに悩む方に対して書きました。


ワキガの臭いの原因からその対策、そして日常生活でのセルフケアなど
具体的な方法を記しました。

 

根本的にワキガとはどのようなものなのか。

ワキガのニオイとはどのようなものなのか。

自分がワキガなのかどうか(ワキガのセルフチェック)を確認する方法はあるのか。

ワキガは悪化することはあるのか。

季節に応じたワキガの対策とは?

病院に行かずに治す方法はあるのか。

ワキガ対策で効果のある制汗剤やデオドラントクリームは?


以上のように、ワキガ対策についていくつかのポイントに絞って記していきます。

 

 

 

 1.ワキガについて

ワキガ対策の前に、ワキガとはどういうものかを示します。

1-1ワキガのニオイの発生源

身体の汗は、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の二つの汗腺(汗のでるところ)から排出されます。


エクリン汗腺は身体全体に分布して、汗を分泌します。その汗はサラサラしています。


逆に、アポクリン汗腺から出る汗は、ネバネバしてニオイがあります。
脇の下や乳輪や股間付近、外耳道など特定の場所にだけアポクリン腺が存在します。


ワキガはアポクリン腺から出る汗の成分が皮膚の常在菌により分解されることでニオイが発生します。
ワキガの人とそうでない人の違いはアポクリン腺の数です。その数が多い人がワキガです。


栄養素を含んでいるアポクリン腺から出る汗は、細菌にとっては絶好のエサとなります。
その汗と細菌の量が多いほどニオイがきつくなりますので、その2つの対策がワキガのニオイを抑える方法となります。

 

1-2ワキガ体質は生まれつき決まっている

ワキガの原因となるアポクリン腺の量は遺伝子によって生まれつき決まっているといわれています。


それと共にワキガであると耳垢が湿性である場合が多いです。
それは耳の中にはアポクリン腺が多いからです。
また耳の中にあるアポクリン腺は幼少の頃から発達しています。

 

子供に遺伝する確率ですが、片方の親がワキガの場合は50%、
両親ともにワキガであれば80%の確率で子供に遺伝することになります。
ワキガは優性遺伝で親から遺伝しやすい特徴の一つとされています。

 

両親がワキガでない場合でも、ワキガが発症することもあります。
発症要因は通常のワキガと同様、食生活や不規則な生活習慣、日常のストレスなどが要因となります。


1-3ワキガのニオイって?

ニオイ自体は人それぞれであり、その人やその人の生活環境などによって異なるので表現するのが難しいのです。

 

例えば…
・古びた洗濯ばさみのニオイ
・鉛筆のニオイ
・ネギのニオイ

などのニオイにたとえられることが多いです。

 

1-4ワキガと年齢の相関関係

アポクリン腺の数が多いことがニオイの原因になることは上で述べましたが、
生まれてすぐにワキガのニオイがするわけではありません。


理由は幼い頃は、アポクリン腺が活発に働かないためです。
アポクリン腺が成長、また活発に働くようになるのは思春期頃になります。
10歳前後くらいから高校生くらいまでの間でワキガのニオイを強くさせます。


18歳頃から20歳前半くらいがニオイのピークであり、その後徐々に弱まっていくのが通常です。
ただそれは一概に言えません。というのもそれ以外にも、他の要因でニオイに影響することはたくさんあるので、年齢だけでは説明しきれません。


2.ワキガのセルフチェックリスト

①耳垢が湿っている
②両親または父母のどちらかがワキガである
③服の脇の部分が黄ばむ
④思春期の頃から、ずっとニオイが気になっている
⑤脇汗の量が多いか?
⑥脇の下に汗をかきやすい
⑦日常の食事が肉や脂分が多い


該当する項目が多いほどワキガの可能性は高くなります。
ただし、はっきりと確認したい場合は医師の診断を受けられることをおススメします。


3.ワキガは悪化することがあるのか?

ワキガをそのままにしても、体調を崩したり、悪化したりすることはありません。
ただ、日常生活でのストレスや食事の内容(肉・脂分の多い食べ物)によってニオイが強くなることがあります。

 

4.季節に応じたワキガ対策とは?

まずは春対策です。これをしっかりとしておけば、さらに暑くなる夏に向けても安心です。


春はニオイやすい時期なのです。

 

春はなぜニオイやすいのか?

 

①汗腺が冬眠状態
冬は暖かい時期に比べて汗をかきにくいので、汗腺も冬眠状態になっています。
春はまだ汗腺が本調子ではないので、老廃物を多く含んだベタベタした汗が出やすいのです。

 

②弱った内臓機能

私たちの体は冬は皮下脂肪を蓄えて寒さから身を守っています。
しかし、暖かくなるとその脂肪は溶けだして、肝臓で分解されます。
そのため肝臓は疲れやすく、分解しきれなかった脂肪が体内を巡って体臭になってしまうことがあります。

 

③精神性の発汗

春は入社や引っ越しなどで環境が変わることが多く、緊張による汗をかきやすいのです。
体温を調節する時の汗は「エクリン腺」という汗腺から出る無臭のものですが、
緊張などによる精神性の汗は「アクポリン腺」という汗腺から出るもので、体臭の原因となります。

 

対策としては、ベタベタした汗対策には汗腺を鍛えることが大切です!
シャワーだけでなく湯船に浸かったり、半身浴も効果的です!

 

5.病院に行かずにワキガを自宅で治す方法はあるのか?

ワキガの治療法としては、自宅で治療する方法と病院で手術する方法の2種類があります。
いきなり病院へ行って手術をするのではなく、まずは自宅で自分でできる治療を行います。


自宅でできる治療は、雑菌が繁殖しにくい環境を作ることです。下記にその方法を書きます。

 

1. シャワーや入浴の回数を増やし、肌着をその都度取り替える
2. 体を洗うときにデオドラントソープを使用する
3. 制汗スプレーや、デオドラントクリームなどを適度に使用し、雑菌繁殖を防ぐ
4. 脇毛脱毛によって、ニオイの原因となる雑菌繁殖を防ぐ
5. 体臭を強くするような食事、例えば肉や脂っこいものを控える

 

これらのことを心がけるだけで、ワキガ予防にもなり、治療にもなります。
まずは日常生活から、これらのことを心がけて行ってみましょう。


6.効果のある制汗剤・デオドラントクリームについて

上記で記したワキガの自宅治療の3で雑菌繁殖を防ぐために使用します。

 

6-1ワキガ対策の制汗剤・デオドラントクリームの一般的な有効成分とは?

①イソプロピルメチルフェノール
広範囲の殺菌性をもち、低臭・低刺激・抗酸化性といった特徴があります。
また安全性が高い成分です。

 

②パラフェノールスルホン酸亜鉛
制汗成分として用いられます。
毛穴を引き締め汗をブロックし脇をサラサラにキープし、
塗ったあともベトつかずにワキが衛生的に保たれます。

 

③クロルヒドロキシアルミニウム
配合目的は制汗剤、収れん剤、消臭剤として利用されています。
具体的には、ベビーパウダーなどにも使われていて、肌への刺激が少ない成分です。
ですから安心して使用可能です。

 

④シクロペンタシロキサン
揮発性のある無色無臭のシリコーンオイルです。
他の成分を溶かし均一にする作用として混ざったクリームなどの中で、
シクロペンタシロキサンが蒸発(揮発)すると皮膜が形成されて、その皮膜は撥水性や潤滑性に優れています。

 

6-2その他の主要な配合成分について

柿渋エキス(カキタンニン)


渋柿の果汁を発酵させて作られた液体です。
カキタンニンは自然素材として近年注目を浴びており、
悪臭成分と化学的に結合して別の成分に変化することで、悪臭成分を元から絶つ高い消臭効果が認められています。


一方で、微生物やウイルスを寄せつけない殺菌・防菌効果があり、
汗や古い角質の分解・発酵を抑え、悪臭の発生を抑える効果があります。

 

以上の有効成分および主要な成分を含むデオドラント商品がワキガのニオイを抑えるには効果的です。

 

制汗剤・デオドラントクリームには各社が様々な実験を行ったうえで得た結果から製品化したものですので、それぞれ利点があります。

そのあたりを十分に理解し検討したうえで使用されるのが良いかと思います。

 

色々と効果のある商品が販売されているので、ご紹介させていただきます。

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